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2005/10/26

「今のより痛いのはほとんどない」(鹿島日記-5)

 さて、前回の挑戦でようやくウェイキの左側へは行けたボクだが、右側には行けなかった。だけれど、その後もほぼ1週間から10日1回のペースで鹿島に通っていた(うーん、どこにそんな根性あったんだろう)おかげで、トゥサイド(つま先側)からも波の外に出られるようになった。ただし今のところ2分の1くらいの確率で、こける。今回はそのこける時のお話。

 2002年6月下旬、またまた〆切り目前、しかも沖縄で行われたサバニレースに出る直前、ふたたび一人でこっそり練習へと向かう。通称、朝練のコソ練(笑)。世の中は日韓W杯で浮かれ(ボクはオランダが出ないのを悲しみ)、鹿島スタジアムでも試合が行われていた頃だ。朝5時に起きて、6時50分東京駅発の高速バスで鹿島へ。ゆっくりと眠って目が覚めると8時過ぎ。鹿島セントラルホテルに着く。ここでうめちゃんにピックアップしてもらって、ゲレンデのあるMGマリーン鹿島へ。

 本日は波越えを複数回にわたって行うスラロームがテーマだ。ボートはスーパーエアノーティックだったけどウェイトをまったく積まずに波を小さくして(それでもかなりデカイんですが……)挑戦だ。まずは小手調べで左へ向かう。ヒールサイド(かかと側)のエッジを立てて左舷側に広がる。うん、これは大丈夫。ひざのクッションを使って、なんとかスムーズに波を越えられるようになってきた。さらにエッジを強く立てて踏んばり、ボートの左舷側に広がっていく。このフラットな水面が気持ち良い。ウェイクボードをやったことない人にも、ぜひともこの感触は体験してほしい。

 そしてボートの左側のウェイキを越えてボートの真後ろに戻る。そして右へ向かう……。

 バシュ!バチーン!

 ウェイキを昇り切った瞬間、バチーンっと転ぶ。顔面直撃。これ、やったことないけど、おそらくスノーボードなら首の骨折ってる。受け身をとる余裕さえなかった……。

「今のより痛いのはほとんどないから大丈夫ですよー!」

 とうめちゃんから優しい(?)アドバイス。って言ってもホントに痛いんだから……。やはりトゥサイドからの突っ込みで転んでしまった。曰くウェイキを越えてすぐにその場にとどまろうとしていることが原因という。そうかー。突っ込むか。と度胸を決めて今度は右へどーんと突っ込む。するとバシュっと波を乗り越え、なんとか立ったまま右サイドに出られた!やったー。

 この日はその後も2、3発「今のより痛いのはほとんどない」ようなのを喰らい、どうも首が痛いなーと思いながら出社。が、特に大事にはいたらずに済んだ。もっとも朝練の成果は、その日の夕方ころ、お昼寝というカタチで発揮されただけだった(笑)。


(「鹿島日記」は月刊オーシャンライフ誌に2002年頃、断続的に連載した筆者の記事を元に、加筆訂正を加えてブログ用に再編集したものです。)

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