イメージが大切(鹿島日記-11)
ここのところ(2002年夏の話)、街中を歩いていもハンドルを持った気分でイメージトレーニングしている。特にトウサイドのエッジング。ボクはレギュラースタンスなので右脇を締め、上半身を右に向け……、それで暗い夜道を歩いてるんだからかなり怪しい。なるべく人通りの少ない道を歩いているときにやることが多いから、なおのこと出くわした人はびっくりするんだろう。なんたって上半身はほとんど後ろを向いて歩いてくるんだから。しかも、この頃からボクは頭を坊主にした。その迫力たるや怪しさたるや……。
また締め切りで徹夜してるときなどは、いつも座りっぱなし。だからストレッチ代わりに引っ張られている状態をイメージして、身体を動かす。ここで、エッジを次第に強くしていってウェイキにアプローチする……。バシュっと跳んで、脇を締めてそのまま……。せっかく天気が良いのに、事務所で「磔の刑」にあっている日などは「ウェイクしたい病」がもたげてきて、もう大変(たとえば、これを書いている時とか)。そういえば以前、取材で一緒だったウェイクボード関係の媒体の人は、事務所の階段にハンドルをつけて、一服しながら引っ張ってるなんて言ってた。
その後もずっとそうであるが、ウェイクってすごくイメージが大切だと思う。ああいうふうにやって、こういうふうにやってとイメージをしていると、何となくできるような気がするのだ。その中から実際にできる技も出てくるし(ほんとんど出てこない?)。少しでも良いからそういうイメージ通りのことができるととても楽しいし、とても嬉しい。だからもっとウェイクを好きになるという素晴らしい循環が待っている。逆にイメージ通りに行かないと腹が立つんだけどね!
ちなみにボクには未だにスケアクローとかバックロールとかはさっぱりイメージがわかない。ワンエイティやスリーのような横回転はイメージできるんだけど、縦回転は……このままでは永遠にできないかもしれない!ボクの将来の目標、というよりも「夢」はレイリーか、フーチーか、エスベンドか……、何となくこれらはイメージができる。まーいつになるか分からないがそのうち挑戦しよう!今、変換ミスで「う」を入れ忘れたら「超戦死よ!」って出た。たぶんそのくらいイタイ技なのだろう(笑)。
(「鹿島日記」は月刊オーシャンライフ誌に2002年頃、断続的に連載した筆者の記事を元に、加筆訂正を加えてブログ用に再編集したものです。)
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