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2005/12/08

ミドミドとの邂逅(鹿島日記-7)

 2002年8月某日。ここのところ2回のトウイングは先生のうめちゃんと2人きりでこっそり練習(コソ練)という状況だった。しばらく人がウェイクをやるのを見ていなかった。「人のウェイクボードを見る」という面白さを忘れかけていたのだけれど、その日は強烈な個性の持ち主とご一緒させていただいた。鹿島では、いや関東のウェイクボーダーでは知らない人はいない(?)ミドミドこと緑川さんである。この人のウェイクボードの楽しみ方は強烈である。その熱意には圧倒されるばかり。ただひたすらワンウェイキエアのバックロールにチャレンジし続ける姿……決してストイックにではなく、コミカルにチャレンジし続ける姿にファンは多いし、ボクもすっかりその「面白さ」に魅了されてしまった。

 トリックがメイクできようができまいが関係ない。ウェイクボードってのはこうやって楽しむんだー!というのを全身でアピールしてくれるミドミドのスタンスにはとてもほれぼれしてしまう。やはり「あそび」であるウェイクボードをやる以上このくらいとことん楽しまなければ……。

 当時(2002年夏)のミドミド、バックロールに挑戦していた。ふつう2ウェイキエアでやるのをワンウェイキエアでやるため物凄く回転が速く、ボート上から見ている限り、1回転半くらいしている。もういつメイクできてもおかしくないような状態だったけれど……。その日も惜しくもハンドルを離してしまったがほとんどメイクできていたのが一回あった。その頃のSOTARO'Sのホームページの掲示板には私に向けて「バックロールいっしょに決めましょう!」の文字が……。スラロームがやっとできるかできないかなのに……。バックロールって……何?

 それにしてもウェイクボードの面白いところは何か?と聞かれて、なんと答えるか……毎回、水面に叩き付けられてばかりなので、よほどのマゾでない限り「逆エッジです」とは言わない。今ならやはり「人との出会い」と応えるだろう。ミドミドをはじめ、その日いっしょにボートに乗ってウェイクを楽しんだ仲なら、もう友だち、のようなもの。そこには日常の仕事とか、年齢とか、抱えている背景とかまったく関係なくて、ただウェイクボードを媒介にしてお互いに楽しむという関係だけがある。外から見るとこれが内輪ウケに見えてしまい、入りにくくさせている要因のような気もするのだけれど、一度はじめるとかなり病み付きになる。

 また以前何にも知らなかった頃は「1本15分って、短いなー」(これで3000円〜5000円くらいが相場かな?)などと思っていたが、とんでもない。15分も引かれていれば、もうヘロヘロ……、トランサムのプラットフォームに這い上がったときはまるでアザラシ、すっくと立つことなど体力的にかなわない。一見、短期集中型の遊びにみえるかもしれない。でもボクはトータルでウェイクボードを楽しむことにしている。ほかの人のトウイングを見ている時間、いっしょにボートに乗って話している時間、終わってからクラブハウスでダラダラしている時間、それらもすべてウェイクボード、とても充実したひとときだなーと最近は思っている。

※その後、ミドミドは見事ワンウェイキバックロールを完成!ツーウェイキもこなしている。現在(2005年)は負傷療養中……。

(「鹿島日記」は月刊オーシャンライフ誌に2002年頃、断続的に連載した筆者の記事を元に、加筆訂正を加えてブログ用に再編集したものです。)

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