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2005/12/18

ポセイドン?へ奉納。そして世界が変わる(鹿島日記-9)

 その日、2002年7月某日、ボクにとって最大の事件はやはり「奉納」だ。

 ゲレンデのある鹿島の水は、この連載の当初にも紹介したように、おおむね緑茶にコーヒー牛乳をまぜたような色をしている。水中眼鏡をかけていても10cm先が見えるかどうかという状態である。もちろんなるべくなら潜りたくない。そんな川の中へボーナス払いを間近に控えた眼鏡を水没させたのである。……もちろん見つかるわけもなく……。西山タケシプロから慰めの一言。曰く「ボクも4万するオークレーのサングラス落としたなー」。場所は鹿島だから、神様といえば鹿島神宮の絡みなんだろうけど、水だから取り敢えずポセイドン……に奉納したと報告……。

 さてその後も10日に1度くらいのペースで通い、2002年8月中旬、ついにワンウェイキエアに成功した。非常に遅い歩みではあるが、ボクなりのペースでウェイクを続けている。この時、レギュラースタンスの右サイド(トウサイド)にはあまりワイドに出られなかったのだが、井上先生曰く「かなりのハードエッジ」を聞かせて、内側に切れ込み、スポンッと飛び上がった。で、なんとか着水にも成功し、立ちつづけていたのである。このときばかりはボクにも、飛んでいることが実感できた。

 別に眼鏡奉納事件が直接の原因ではないのだが、先日からコンタクトレンズを使用している。ワンウェイキエアに成功した日は初めてコンタクトをつけてウェイクボードにチャレンジした日でもある。今までは正直いってボートからの指示はまるで見えず。旋回するよ〜という手をぐるぐる回す動作くらいしか判別できなかった。それがまるで別世界。ウェイクボードの上から見るウェイキの形状、パチャパチャと上がるしぶき、そして遠くに見える鹿島臨海工業地帯の紅白の煙突までじつにはっきり見える。もーこれは感動である。その日ワンウェイキエアに成功し、飛べた!と実感できたのも、やはりまわり景色(水面だが……)がはっきり見えたからかもしれない。

(「鹿島日記」は月刊オーシャンライフ誌に2002年頃、断続的に連載した筆者の記事を元に、加筆訂正を加えてブログ用に再編集したものです。)

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