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2008/12/25

価値

 昨日本屋で文庫本を買った。1,200円だった。これって私の作っている月刊誌と同じ値段だ。文庫本で1,200円というと、かつては(ボクが学生の頃には)講談社の学術文庫くらいしかなかったように思う。800円、900円を超す文庫というと数年前でも相当に分厚いイメージがあった。昨日買った1,200円の文庫は確かに厚めだが紙が薄いせいか、480ページには思えなかった。それでもちょっと割高感が合ったけれど……。最近は全体的に文庫価格の高騰が急激に進んでいるように思う。

 単行本はだいたい1,200円〜という印象が強かったが、これも1,500円を超すのふつうになった。もっともこちらはアマゾンの送料(1,500円以上は無料)の関係で出版社サイドで敢えて1,500円以上に設定するケースが多い。先日、自分が制作に関わった書籍もやはりそこがひとつの基準点になっていた。

 本屋で単行本のコーナーを見ていたら、『ポル・ポト』(白水社)という極めて厚い本を見つけた。取りあえず手に取って前書きをぱらぱらと読んでいたら、なかなか興味深い。う〜ん、重いけど、欲しいなぁ、と。思ってお値段を見てびっくり。3,000円とか4,000円くらいかなーなんて思ってたら税抜きで6,800円だって! さすがにこれは買えん、、、図書館で借りるか、文庫化されるのを待つか……と思った。でもアマゾンのレビューを見ると内容などの書籍としての評価は高いけれども、「訳も悪く、相当読みにくい」というコメントも。これならやっぱり文庫化で手直しされるまで待つしかないか。

 話は変わって、昨夜、銀座はイブで大にぎわい。すごい人だった。が、どこもかしこもカップルだらけ。こんな日にも関わらず、スタッフの女性陣は、現場だけの忘年会をやるからみなさん出席してくださいと……。妻子持ちの我々からは「有り得ない」と大ブーイングだったが、電車で帰ることを条件に、というか新宿2丁目になだれ込まないことを条件(笑)に、出席。1次会は飲み放題の居酒屋で、あたりはやっぱりカップルばっかり。鍋をつついて飲み過ぎたが、オヒトリ4,200円。2軒目はカラオケ屋に行き、日ごろのストレスを大発散。で、オヒトリ3,500円。合わせて7,700円。うん、これなら『ポル・ポト』、買えたね。と、帰りの電車で一人思う。

 お金の価値って難しい。4、5時間の飲み会で1万円くらいすぐに使っちゃうことはあるが、本となるともっともっと長く楽しめる上に、いろいろと教えてくれるのに、なかなかお金を投下できない。以前、ある人から「人生で最もお金を使ったものはなんですか?」と聞かれた。衣食住を抜いて、ということだったので、やはり「本」と答えた。トータルすれば、飲み代よりも遙かにいっぱい投下しているんだけどね。それでも未だに一冊の本に出す金額のリミットは5,000円くらいかな〜。

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