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2009/06/25

ラルフローレンの靴下

 私には5歳上の姉がいる。今も近所に住んでいる割にまったく会っていないのだけれど……。ちょうど20年くらい前、姉が就職したばかりだったころのこと。研修旅行でどこかの原発に行く機会があったらしい。その時、その原発でレインボーカラーのタイピンを、買ってきた(もらい物かも知れない)。正直趣味の悪いタイピンだった。まるで玉虫みたい。うへ〜っと思っていたら、何と姉はそれを父にプレゼント。まさか父もつけまいと思っていたが、翌日の朝、嬉々として玉虫を胸に着けている父がいた。

 その時、感じたのは父親ってのは長女が大好きなんだねってこと。例えば趣味やら何やらは息子に受け継ごうとするけれども、カワイイのは長女なんだなーとつくづく思った。しかも私には姉の他に5学年下にも弟がいたので、3人兄弟の真ん中の嫉みもあったかも知れない(笑)。その父も亡くなってから間もなく10年近くの月日が経つけれど、今では自分にも娘ができ、玉虫を胸に着けていた父の気持ちはとても良く分かるようになった。

 この間の日曜日は父の日だった。娘は今年の父の日に、ラルフローレンの靴下をプレゼントしてくれた。今までは手書きのお手紙やイラストなどをプレゼントされ、部屋中にそれらが貼ってあるのだが、今年はお手紙とともに靴下である。私が「すごいね、こんな高級品!ありがとう!」というと、娘は「え〜そんなに高くないよ……、あ、このあいだ3足で同じ値段の靴下買ったっけ」と。

 お小遣いの中からこういったプレゼントを買ってもらったのは、そう言えば初めてだった。じつは手紙やイラストの方が嬉しいけれど、わざわざ買ってきてくれるという心遣いはありがたい。しかも色の趣味が私譲りの彼女は紺地にオレンジの縞模様の靴下を選んだ。翌々日の朝、改めてしっかりと足のツメを切った私は、ラルフローレンの靴下を履いた。その時、20年前の玉虫のネクタイピンを思い出した。

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コメント

おほー。ええ話や。

投稿: 花 | 2009/07/13 16:15

ど〜も〜。お久しぶりです!!
親の心、子知らず、とは良く言ったもんだなぁと、
親になってみてはじめて分かりました。

でも、未だに親の気持ちが分からないことはいっぱい(笑)。

投稿: あつし | 2009/07/13 16:24

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