« 夢物語 | トップページ | 「マネーボール」の宣伝付きブックカバー »

2011/11/06

映画「ハナミズキ」

先日DVDで「ハナミズキ」を見た。新垣結衣と生田斗真が主演している日本映画だ。

率直に言って、かなり「ありがち」なストーリー。でも実際にはなかなか起こらない物語かも。

前にも似たようなことを書いた気がするが、漁師役にしては生田斗真の肌の色が白過ぎる。他の「漁師」たちもやはり白いけれど。そういう部分のリアリズムは欠如している。

それからディーゼルエンジン搭載の漁船上でのシーンが何度かあるが、アイドリング状態でももっとウルサイから。さらに漁船の走行中に漁師になることについて父子で静かに語り合うシーンがあるが、あの船じゃ、絶対に無理だ。おそらく互いに怒鳴り合わないと声が聞えないと思う。

あと冒頭、1996年とテロップが出た直後のシーン。レースのスタートのような昆布漁のシーンがあった。これは以前ボクも実際に見たことがあるのでとても懐かしかった。

でもね、その後に船外機艇のシーンが出るんだが、数秒間だけスズキ製のエンジンが映る。1996年段階であのエンジンカバーのスズキエンジンは発売されていない。「世界の中心で、愛をさけぶ」の海のシーンに出て来たボートが時代にあわない新しいものだったことは、前に書いたけれど、やはりそういう時代考証は「ハナミズキ」でも為されてない。

それにしても最近の邦画は、簡単に人を殺す。近親者の「死」を乗り越えて……というストーリーが多過ぎる。この映画では父親に、彼氏に、簡単に人を殺しすぎだよ。しかしながら本来「死」という重いテーマがありながら、どうにも映画自体が軽々しいのはなんでだろう。

鑑賞後に僕の心に残ったのは世界遺産にもなっているルーネンバーグの景観の美しさくらいかなぁ。

いわば二人にとってはハッピーエンドだったのだろうけれど、実際には「秒速5センチメートル」のようなエンディングの方が自然なのかもしれない。

初恋の相手とすれ違い、すれ違い、互いにそれぞれの現実の中で生きていく。

と、ここまで書いて思い出したが、最近子どもの生まれた某夫婦は、25〜6年前、高校時代に付き合っていた。卒業後はまったく会っていなかったが、1、2年前に再会。で、結婚、出産って。おーい、小説よりも奇なり、を地で行く夫婦が身近にいたよ。

|

« 夢物語 | トップページ | 「マネーボール」の宣伝付きブックカバー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66468/53181605

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「ハナミズキ」:

« 夢物語 | トップページ | 「マネーボール」の宣伝付きブックカバー »