カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2011/12/16

中原の虹

ようやく『中原の虹』を読み終えた。相当前に『蒼穹の昴』を読んで、続けて『珍妃の井戸』を読み、しばらく空いてから『中原の虹』を手に取ったので、登場人物を思い出すだけで一苦労……。

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2010/11/27

読んだことのある佐藤賢一の本!

佐藤賢一という小説家は、主に中世〜近世のフランス史を中心とした歴史小説をたくさん書いている。ここ5、6年くらいだろうか? 私の好きな作家ランクの中ではかなり上位に位置している。

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2008/12/25

価値

 昨日本屋で文庫本を買った。1,200円だった。これって私の作っている月刊誌と同じ値段だ。文庫本で1,200円というと、かつては(ボクが学生の頃には)講談社の学術文庫くらいしかなかったように思う。800円、900円を超す文庫というと数年前でも相当に分厚いイメージがあった。昨日買った1,200円の文庫は確かに厚めだが紙が薄いせいか、480ページには思えなかった。それでもちょっと割高感が合ったけれど……。最近は全体的に文庫価格の高騰が急激に進んでいるように思う。

 単行本はだいたい1,200円〜という印象が強かったが、これも1,500円を超すのふつうになった。もっともこちらはアマゾンの送料(1,500円以上は無料)の関係で出版社サイドで敢えて1,500円以上に設定するケースが多い。先日、自分が制作に関わった書籍もやはりそこがひとつの基準点になっていた。

 本屋で単行本のコーナーを見ていたら、『ポル・ポト』(白水社)という極めて厚い本を見つけた。取りあえず手に取って前書きをぱらぱらと読んでいたら、なかなか興味深い。う〜ん、重いけど、欲しいなぁ、と。思ってお値段を見てびっくり。3,000円とか4,000円くらいかなーなんて思ってたら税抜きで6,800円だって! さすがにこれは買えん、、、図書館で借りるか、文庫化されるのを待つか……と思った。でもアマゾンのレビューを見ると内容などの書籍としての評価は高いけれども、「訳も悪く、相当読みにくい」というコメントも。これならやっぱり文庫化で手直しされるまで待つしかないか。

 話は変わって、昨夜、銀座はイブで大にぎわい。すごい人だった。が、どこもかしこもカップルだらけ。こんな日にも関わらず、スタッフの女性陣は、現場だけの忘年会をやるからみなさん出席してくださいと……。妻子持ちの我々からは「有り得ない」と大ブーイングだったが、電車で帰ることを条件に、というか新宿2丁目になだれ込まないことを条件(笑)に、出席。1次会は飲み放題の居酒屋で、あたりはやっぱりカップルばっかり。鍋をつついて飲み過ぎたが、オヒトリ4,200円。2軒目はカラオケ屋に行き、日ごろのストレスを大発散。で、オヒトリ3,500円。合わせて7,700円。うん、これなら『ポル・ポト』、買えたね。と、帰りの電車で一人思う。

 お金の価値って難しい。4、5時間の飲み会で1万円くらいすぐに使っちゃうことはあるが、本となるともっともっと長く楽しめる上に、いろいろと教えてくれるのに、なかなかお金を投下できない。以前、ある人から「人生で最もお金を使ったものはなんですか?」と聞かれた。衣食住を抜いて、ということだったので、やはり「本」と答えた。トータルすれば、飲み代よりも遙かにいっぱい投下しているんだけどね。それでも未だに一冊の本に出す金額のリミットは5,000円くらいかな〜。

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2008/12/18

勝手に『footballista』〜えぇ、、、値上げぇ〜

 月刊誌で1200円は高いと思う。私の作っている雑誌はまさしくそのお値段。富裕層向けと日ごろから言ってるので、良しとしよう(笑)。でもねサッカー雑誌ではどうだろう。1月半ばから『footballista』が280円から300円に値上げされるらしい。それって月刊誌の1200円とほぼいっしょになる計算だ。それでもボクは買うんだろうけどね。確か去年10月のリニューアルで250円から280円に上がったんだよね。で、その時は値上げよりも小銭が多く必要になるんで、駅の売店で買うのが面倒っていうのが感想だった。そう言う意味では今回はコイン3枚、それなら買いやすい???

 毎回面白い木村編集長の巻頭コラム。ここのところなかなか切れ味があって良かったが、今週号はこの値上げの宣言とその言い訳(笑)に半分以上費やされている。でもさ〜、今さら用紙の値上げが価格を上げる原因ってのはな〜。ならばもっと早く値上げすべきでは? 用紙の急騰はだいたい今年の春先から秋口まで。原油価格の高騰に便乗した感があったので、この間、紙屋に会った時にボクは「原油下がったんだから、紙、安くしてよ!」って言ってやったくらいだ。が、もちろん下がらないけど。方法論としては紙を変える、というのもあったんでは? と思ってしまう。だいたい、今『footballista』が使っているマット系の用紙はインクの乗りが悪いんだか、染み込み過ぎで乾かないんだか、読んでると指にべっとりインクが着いて困る(笑)。

 今週号で面白かったのは、トピックスに出ていたフンテラールの親父さんの話。フンテラールの地元を訪れたTV局の取材に対して「隣人」のふりをして煙に巻いたらしい。後は小澤一郎さんのFuera de Fuegoというコラムだ。ここしばらく話題に上っている、スペインの八百長疑惑。これ、ホントならリーガは危機的な状況になるのでは? 特にバスクの雄、アスレティック・ビルバオはやばいかも知れない。史上初の降格なんてことが現実のものとなってしまうかも。バスク純血主義の善し悪しはともかく、ボスマン以降のヨーロッパサッカーのグローバル化の流れの中で、低迷が続いてビルバオ。それでもなんとか降格しなかったのは、実は……。なんてことにならなきゃいいけど。

 ふだんの片野道郎さんのコラムは好きだが、今週はドミニクの小窓、あまりスキャンダル興味ないンで……。もうひとつ「EL GRITO SAGRADO」とういチヅル・デ・ガルシアさんのコラムはペケルマンボーイズ出身の若き指揮官の話。この人の文も某隔週サッカー雑誌を愛読していた時代からお気に入り。「エンパの花道」は……。ボクは興味ない。たまに「ぶっ!」って笑っちゃうけど。今週は「名前の潜在力……」というコラムがなかったけれど、あれは面白くないな〜。だって現役のサッカー選手の名前と歴史上の人物の名前を比較したところで何も生み出されない。思いはただ牽強付会という言葉だけ。

 とは言っても面白いコラムや面白い文もあり、面白くないコラムや面白くない文もあるのが雑誌。そのバランスメーターの針が自分の中で面白い方に維持できている限りは読み続けるのだろう。って、人様の雑誌を云々する前に自分の……腹イタ!

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2008/10/16

「常識」を疑うことは楽しい

 先日書いた今月号の文藝春秋に面白い記事を見つけた(笑)。

 東大の生産技術研究所の渡辺正教授の「CO2が世界を救う」という記事だ。まったく何の疑いも無く、温暖化の原因を「CO2」に求める昨今の「風潮」に警鐘を鳴らした記事で、かなり面白い。NOAA(NASAの気象衛星)の中層域の気温の観測データなどを元にして、地球規模では温暖化してないとし、あくまでも「温暖化」は局地的なものと言う。

 しかもCO2が増えれば、植物の成長が促進され、「食料・資源問題の救世主」になるとまで語る。さらに最近の「エコブーム」自体もCO2を排出していると皮肉る(CO2排出は良いことなので歓迎という文脈の中で)。

 これは面白かった。「常識」を疑い、「裏」を取るってのは研究者にとってもジャーナリストにとっても基本だろう。世界的な「常識」に疑いを持ち、それを論理的に否定するってのは面白い。ゴアの『不都合な真実』に至っては「本質的に根拠の薄い「ホラー物語」」とばっさり(笑)。それがノーベル平和賞を取ったのだから、世界的な狂乱ブームなんだろう。

 もっとも、渡辺氏の記事がホントに正しいのかどうかは私も「裏」を取った訳では無いので分からない(笑)。

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2008/02/22

これだからリバプールファンはやめられない!

 ちょっと前の『footballista』で著名なサッカー記者でもある西部さんがレッズに対して相当に辛辣なことを書いていた。リバプールのサッカーは面白くないから、CLでインテルに敗れて消えてくれと……。おいおい、そりゃ〜ないだろ、公共の報道で、そこまでケチョンケチョンに書くかよ、という内容だった。確かに目の肥えた見る人によっては面白くないかもしれない。ならば面白くないと書けばいいだけで、消え失せろは言い過ぎだ。正直、リバプールファンの私は、あの記事を読んで激怒した。……もっとも西部さんの言うのも一理ある。というかもっともだ、と思ってしまったのも事実。現代の攻撃サッカー的な視点からはリバプールのサッカーはちっとも面白くない(笑)。

 が、私は所詮、今でも好きなポジションはディフェンスだ。あのリバプールの相手の良さを打ち消すサッカーには愛情すら覚える(笑)。キャラガーのラインの上げ下げとかは見ていて楽しい。中盤でのボールの奪い合い、というよりも潰しあいはかなり好き。しかもトップのカイトまでそれを率先してやるんだから、まともな攻撃ができないのは仕方ない。

 仮にリバプールファンではなかったとしても、チェルシーと対戦したスタンフォードブリッジのドローの1戦は面白かった。あれだけシュート数が少ないのに面白いと思えた。90分間、中盤での徹底した潰しあいを演じ続けたのだから。しかしあの試合、世間様の評価は凡戦だろう(笑)。ボクは自分なり、ああいう試合の楽しんでいる。だから西部さんがなんとおっしゃろうと関係ないんだけれどね、本当は。しっかし、西部さんが言っていることはおそらく合っているだけに腹立たしい(笑)。

 で、先日のCL第1レグだ。アンフィールドの一戦は、リバプールが2-0でインテルに先勝した。頭突き大好きなイタリア人が退場したが、おかげも合って、相当に攻撃的。それでもあの時間まで得点できないところがレッズの詰めの甘さ(笑)。でも「CLこそ俺達の戦場だ!」とばかりに最後の最後で、カイト、ジェラードと主役が決める当たりはさすがレッズなのだ。だからこのチームは最後の最後まで目が離せないし、このチームのファンもやめられないのである。

 ちなみに第2レグのサンシーロ戦、できればさっくりと0-0とかで終わって欲しいのだが……。サスペンションででられない頭突き君に、靭帯をやってしまったらしいコルドバと主力センターバックを2枚欠くインテルだが、あのチームの層の厚さはあなどれない。ふと思い出すだけでも、サムエル(まだいたっけ?)、キブ、一応ブルディソまでいれれば充分過ぎる。というか他のチームならみんな絶対レギュラーだよ。

 Mっ気たっぷりなリバプールファンの予想では、前後半90分近くを0-3の劣勢ですごし、最後の最後でジェラードの奇跡の弾丸ミドルがサンシーロの夢を打ち砕く……。トータル3-3、アウェイゴール差でレッズ勝利……。

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2008/02/13

いや〜、驚いた!

 ぬぅわんと、『主婦の友』が休刊。もちろん読んだことないけど(笑)。1917年創刊だよ、すごい歴史。
 雑協データで16万部も売れてるのに何で……。70万分売れてた時の作り方をしてたら成り立たないかもしれないけれど、16万部あったら全然問題ないんでは?ってこの数字は公称部数かな?

 それにしても『主婦と生活』ってすでに休刊してたんだ。知らなかった。主婦生は『LEON』が売れて(広告収入が)ずいぶんと良かったらしいけれど……。主婦友ってなんか他の媒体に記憶がない。と思ってホームページにアクセスしているがさっきから繋がらず……。

 出版社の突然の倒産に、老舗雑誌の休刊、世知辛い……(泣)。

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2007/09/06

勝手に『footballista』—No.41〜その2〜

 続いて『footballista』No.41の後半分。
 次いで16ページは「戦術リストランテ」という連載。毎回秀逸な戦術論を解りやすく展開されているが今回はシティの守備について。いつも攻撃シーンが多いんだけど、守備戦術も面白い。強豪相手にどう守り抜くか?なんてのは断然面白い!

 それからキブの話が1ページ、リーグアンに1ページ、ブンデスリーガ、スコティッシュプレミアリーグ、エールディビジ、中南米ネタに各1/2ページが割かれ、各国リーグと日本人プレーヤーの結果表に1ページを割く。エールディビジはフェイエノールト躍進の姿が描かれているが、それよりも面白いのは脇にある囲みコラム。昨季の得点王ヘーレンフェーンのアウベスが行方不明になってたと記事だが、今や昨季の得点王が、チームの中での立場も何もあった状況ではないらしい。昨季の34得点というような輝かしい成績はとても残せないのでは?冬には移籍かな?

 そして25ページに「リーガの醍醐味」「サウダーデの国からボア・ノイテ」というふたつのコラム。「リーガ」の方はプエルタの記事。横井伸幸さんというバルセロナ在住の方のこのコラムではプエルタ死去の原因やその背景などを描き、セビージャの町と埋葬の日の話とが描かれる。「赤と白と緑は一つに混じり合った」。電車の中で読んでいて泣きそうになった!次は欧州・中南米のサッカーネタのページ。ここでもやはり「セビージャが一つになった日 プエルタの死がもたらした奇跡」という工藤拓さんの記事が目を惹いた。彼の死がセビージャとベティスの歴史的な「敵対関係を劇的に変えた」と。またプラティニ(現UEFA会長)がCL改革案を提出しているそうで、カップ戦の勝者にもCL出場のチャンスが巡ってくるかも知れない。CLの予選でカップウィナーズカップをやるようなものか?

 次は「サッカーの影を歩く」。移籍がテーマで話はふたつ。Case1はフェイエノールトからR.マドリーに移籍したドレンテの一件を詳報。Case2はページの約3分の1のスペースだが、こんなちっちゃな記事にしとくのがもったいないくらい重要な話題。「移籍ルールを揺るがす「パンドラの箱」」と題されたこのコラムは、ウディネーゼからセビージャに今季移籍したGKデ・サンクティスの話。保護期間が過ぎれば契約期間中であっても選手側が一方的に契約を解除できるという条項がFIFAの規定に存在するそうだ。今回のケース(デ・サンクティス)で初めてそれが適用されたそうだ。これってボスマン裁決以降最大の変化になるかも知れないほど重要だ。

 と、言う訳で今週の『footballista』を勝手にご紹介。

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勝手に『footballista』—No.41〜その1〜

 「勝手に『footballista』」勝手に連載スタート!まずは今週のNo.41の前半分を紹介する。メインタイトルは[Gol Silencioso:静かなゴール]、表紙の写真はゴールを決めたロナウジーニョを静かに抱擁するアンリ。アンリの左腕の袖には黒いテープが巻かれている。これはプエルタへの喪章だろうか?

 この雑誌を面白くしている最大の要因は表2対向(表紙裏の見開き横のページ=3ページ)にある。ここの木村浩嗣編集長の「『footballista』主義」というコラムは抜群に面白い。まったく意見が反対だったり、逆に賛同できたり、勘違いしてるじゃないの?と疑ったりとこのコラムを読むたびにこちらの心は揺り動かされる。今週は「サッカーライターは金持ちになれない」だが、これは笑った。確かにそうだ。文字数×円=ギャラの仕事をやっていたら金持ちになれない。そんな各ライターへの編集長としての言い訳が垣間見えている。各ライターの善意によって雑誌ができるってのは、サッカー雑誌だけじゃないと思うが、この木村編集長は、それをはっきり宣言してしまうんだから、すごいね。この人、基本的にいい人だと思う(笑)。もっともこれだけの雑誌を毎週作ってんだからかなりキツイ編集長だとは思うけど……。ところでもうひとつ、なぜ金にならないか?ボクは、サッカー雑誌が広告媒体になってないからってのも大きいファクターだと思う。『footballista』にはかなり大手の広告が入ってるけれど、ライターが持ってこれるようなレベルの広告ではない(例えば代理店的に動いて中間マージンを得るだとか)。そう考えるとやはり「サッカーライターは金持ちになれない」んだろう。

 さて記事の紹介。特集はユーロ2008の予選各組の話題、5ページに亙り予選各組を紹介している。オランダにはファンニステルローイが帰ってきた。次いでリーガ、セリエ、プレミアの話題を2ページずつ見開きで紹介。

 リーガのメインはR.マドリーとビジャレアル、ほぼ同じ分量あるのがバルサとアスレティックの試合。セリエは「不調」のインテルがマンチーニ、イブラヒモビッチのコラムを含めてほぼ見開きの3分の2を占める。

 プレミアはファーガソンとキーンの師弟対決がメインだが、見開き下段の半分位を割いて「「昇格組=降格候補」の現実」という面白いコラムがある。中でも焦げ茶っぽいベタに白抜き文字の「昇格組の苦悩の裏で……」という山中忍さんのコラムは面白い。2部リーグ(チャンピオンシップ)の二極化がテーマだが、そんな現実が有ったのかと感心させられた。これじゃ、永遠にタイガース(ハルシティ=イングランドで2番目に好きなチーム)はプレミアに昇格できない!以下、思ったよりも長くなったんで、つづく。

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2007/09/05

勝手に『footballista』—No.00

 今年の4月以来、ボクは隔週刊の『ワールドサッカーダイジェスト』(WSD)と、週刊の『footballista』を並行して買ってきた(夏場は一時隔週刊だったが)。『footballista』を買うきっかけになったのはちょうど4月頃に出ていた号の表紙がスティーブン・ジェラードMBEの雄姿だったから(笑)。リバプールファンのボクとしてはさすがに買わずにいられなかった。それ以前はずっとWSDしか買ってなかったんだけど……。初めて手にした『footballista』はすごく面白かった。何かが新鮮だったのだ。それでもWSDを並行して買ってきた。データの量でいくとWSDの方が多いから。でも毎年同じに感じてしまうようになっていた。選手の移籍だとか、インタビューだとか。

 『footballista』は違った。ジャーナリズムがある(と思う)。もちろんネタはいっしょだけど、味付けが違う、切り口が違う。ただ人の話を聞いてくるんじゃなくて、ちゃんと編集長の意見とか、編集部の意見とか、さらには個々のライターの意見というのがしっかりと前提にあった。そのフィルターを通して語りかけ「私はこう思った」とはっきり言ってくれる。約5ヶ月、両誌を比較しながら読んでいてそう思った。先週久々にWSDを買わなかった。すみませんWSD(笑)。

 以前にも書いたけれど自分の身につまされる話になるので、あまり雑誌の評論はしたくなかった。でも『footballista』は面白いんだからもっと紹介しよう!と思ったのだ。という訳で「勝手に『footballista』」の連載を始めることにした。

 ちなみにスタッフの方々のブログ、それから『footballista』公式サイト、真っ赤な画面で「ピーッ」って鳴るからレッドカードかと思ったよ(笑)。

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